以下3項目をよく理解して自分が落ち着くことができるアドバイザーを味方につける事です。
1.自分をよく知る
なるべく早く、正確に自分の現在地を知ってください。
今自分がどういう状態なのか、第三者的に俯瞰することが大事です。
いつから、どのくらい返済に困っているのか、改善の見込みはどのくらいあるのか等です。
2.相手をよく知る
自分のことをよく知ったら、次は相手をよく知ってください。相手をよく知る相手とは主にはお借入先の銀行等です。相手の立場や都合をよく事前につかんでおくことが大事です。返済の催促はあるのか、担当者はだれなのか、担当者はどういうスタンスなのか等です。
3.家族をよく知る
家族の事もよく知る必要があります。住宅ローンの場合、大抵は一緒にお住いのご家族がいらっしゃると思います。これからご家族の協力無しには解決が難しくなります。ご家族は事態を把握しているのか、これから解決に向けて協力が得られそうか。あなたに対して普段どう思っているか等です。
以上3項目をよく知ることです。自分や自分に近い人の事ですから自力で解決できそうな気もしますがいざとなればなかなか平常心は保てないものです。
ざっと思いつくアドバイザーは以下の通りです。
1.お借入(銀行等)先の担当者
2.不動産屋
3.弁護士・司法書士等
4.親族・友達
アドバイザー毎に得手不得手、そして思惑が異なりますのでその性格をよく知る必要があります。
2.不動産屋
基本的には自宅を売却することで住宅ローンを返済することを勧めてきます。
ローンの見直し等では自分には利益がありませんので、売買仲介を勧めたいというのが人情と言えます。
そういう思惑がある中でも利益は置いておいて、本当にローンの見直しや他に良い手段が無いのか、しっかりと自分の身になった気持ちで相談に乗ってくれる人が良いです。
また、脅してくる人は論外ですが(中にはいるんですが・・・)少し自分にとって厳しいことでもやはり正直に指摘してくれる人でないとだめです。おだててくる人はだめです。全然大丈夫じゃないのに大丈夫ですよ~と言ってくる人はあなたの敵です。
自分が今どの位置にいるのか、納得できるように簡単な言葉でわかるまで説明してくる。それが一番大事です。
テクニックな事を言えば、住宅ローン滞納をした場合のその後の流れに詳しい人(個人再生や任意売却)がより良いですが、
不動産屋はアドバイザーの中で一番話が上手い場合が多いので注意が必要です。
アドバイザーの中ではかなり柔軟な対応ができる立場ですが、その分悪いこともしやすいのでご注意ください。
なかなか人間性を見抜くのは難しいのですが、(なんといっても相手はその道のプロです)
自分にとって都合の悪いことをちゃんと伝えられているか、ごまかしていないか。を気にしてみてください。
↑不動産会社のリアルな漫画です。ご参考にどうぞ。
今回のまとめ
不動産屋さんとしては売買してなんぼですから、根底に売りたいという思惑があります。売れないなと思ったらぞんざいな態度に急変する人もいます。
売る事だけが根本的な解決になるのか、他に方法は考えつくしたのかを考える必要があります。
次回に続きます。