前回「国土交通省」が一般に公開している「不動産取引価格情報検索」のお話をしました。
観て、触れば大体わかっちゃう方もいらっしゃるとは思いますが、
今回も私が使ってみようと思います。
そしてこのデータが何故大事なのかも触れておきます。
1.時期を選ぶ。
右の日本地図が気になっちゃいますが、まずいつ頃取引されたのかを選んでおきましょう。なるべくHOTな情報が良いので最近の時期にしておきましょう(初期選択では最近の物となってます)
ダウンロードはとりあえず飛ばしちゃいましょう。
2.種類を選ぶ。
ここで土地だったり中古マンションだったりを選びます。
今回は戸建と想定して「土地と建物」を選んでみましょう。
注1
※宅地とはお家が建てられる用の土地ですよ~という土地の事です。
注2
※土地と建物とわざわざ書いてあるのは、土地付きの建物だよ~という意味です。
つまり土地を借りている建物(借地権付きなどといいます)ではないよーということです。
地域によっては土地を借りるのが普通だったりする所もありますが、
一般的に戸建の調査をしたいときは「土地と建物」を選べばOKだと思います。
3.地域を選ぶ
土地と建物を選んだら、その下の「3地域を選ぶ」か、
右に見える「地図を表示すると圡府県をクリック」のどちらかで場所を絞っていきます。
地図の方が直感的でわかりやすいので、今回は地図をクリックしていきます。
4.地図上から探す。
それでは埼玉県をクリック。
浦和駅周辺が出てくるので、今回は浦和駅をクリックしてみましょう。
不動産取引価格情報
浦和駅周辺の宅地(土地と建物)
fromH29/1-3月~H29/10-12月
取引価格情報:88件
詳細表示
と出ましたね。
5.大事なデータ
浦和駅周辺の土地と建物(戸建てとか)の過去1年間くらいの取引が
された
価格がデータとして88件あることがわかります。
この取引されたというところが大事です。
現在売りに出ている情報ではなく、実際にいくらで売れたのかがわかるんですね。
これとっても重要です。
フツーに不動産ポータルサイトで検索したり、家に勝手に突っ込まれてる広告を見てても、この取引されたデータって転がり込んでこないんですよ。
「ああ、あの家〇〇〇〇万円で売りに出てるのかー」
「この前のチラシより200万円下がってるのわ!お得なのかしら!!」
・・・・・
ちょっと待ってください。
それだけでわかっている気になるのはちょっと早いんです。
売りに出ている価格、チラシの価格、不動産ポータルサイトの価格はあくまでも売りたい人の希望額です。
メルカリやヤフオクでたまに出ている、「微妙に高くない?」「やけに高い価格設定だな?」という情報だけで判断するようなものです。
メルカリやヤフオクなどのフリマアプリでは実際に取引された価格は自分で見つけやすいのですが、
不動産になるとなぜか見つけづらい構造になってます。
売りたい人からしても取引された価格(相場観)が自分でわかっていないまま、
我流の相場観で出さざるを得ないので意図せずに高い金額で出したり、安い金額で出したりすることがあるのです。
※意図的に高く売り出したり、安く売り出したりするのは別なのですが・・・
と、話が長くなっちゃいますが要は、
実際に取引された情報ってすごい大事だよ、
待っててももらえないよ、自分で探してみよう!
ということです。
詳細表示を選ぶとExcelで並ぶような情報がズラっと並びます。
以降については長くなっちゃうので次の記事で続きを紹介します。
よろしく~