住宅ローン未払い・滞納してしまったら
以下3項目をよく理解して自分が落ち着くことができるアドバイザーを味方につける事です。
1.自分をよく知る
なるべく早く、正確に自分の現在地を知ってください。
今自分がどういう状態なのか、第三者的に俯瞰することが大事です。
いつから、どのくらい返済に困っているのか、改善の見込みはどのくらいあるのか等です。
2.相手をよく知る
自分のことをよく知ったら、次は相手をよく知ってください。相手をよく知る相手とは主にはお借入先の銀行等です。相手の立場や都合をよく事前につかんでおくことが大事です。返済の催促はあるのか、担当者はだれなのか、担当者はどういうスタンスなのか等です。
3.家族をよく知る
家族の事もよく知る必要があります。住宅ローンの場合、大抵は一緒にお住いのご家族がいらっしゃると思います。これからご家族の協力無しには解決が難しくなります。ご家族は事態を把握しているのか、これから解決に向けて協力が得られそうか。あなたに対して普段どう思っているか等です。
以上3項目をよく知ることです。自分や自分に近い人の事ですから自力で解決できそうな気もしますがいざとなればなかなか平常心は保てないものです。
ざっと思いつくアドバイザーは以下の通りです。
1.お借入(銀行等)先の担当者
2.不動産屋
3.弁護士・司法書士等
4.親族・友達
アドバイザー毎に得手不得手、そして思惑が異なりますのでその性格をよく知る必要があります。
1.お借入(銀行等)先の担当者
現在の住宅ローンの支払計画を見直してくれる可能性があります。(あくまでも可能性です)
月々の支払を減らしてくれたりするんですね。
電話で問い合わせてもまともに相手にされなかったり、窓口で真剣に問い合わせると話に乗ってもらえることがあったりします。
但し、返済するべき元金や利息が減るわけではないので要注意です。
大抵は予定されていた返済期間を伸ばして月々の返済額を減らす提案が多いです。
20年ローンを25年ローンに組み替えるような方法です。
お借入金額は変わりませんが、時間を延ばすことで月の返済額を小さくします。
滞納してしまった方への接し方や温度感というのはお借入先(銀行等)や担当者によってだいぶ差異があります。
滞納してしまった人に問い詰める人もいれば、やさしく親身になってくれる人もいます。
<お金を貸している側の思惑>
1.お金を貸す側の立場からすると返済が滞ってしまうと損害です。
2.かといって何もせず支払が完全にできなくなると大損害です。
3.しょうがないから次善策として借入期間を長くして月々の支払負担を減らし、少しづつ払ってもらう。
したがって支払期間の変更による月の返済額が減少する。ただし元金は減らない、支払期間が延びるので合計利息は増える。という対応になると思われます。
根本的な解決とは言えないと思いますが、とりあえず急場をしのぐとか、そういった対応になります。
ここで一番注意してほしいのがこの提案を本当にあなたに親身になってしているかどうかということです。
「こうしておけば問題ないです」とか言いわれていないかということです。
残念ながら何の計画性もなくただ延長しただけで結局借金が増えてしまった人を私は見ています。
今回のまとめ
お金を貸している人には貸している人の思惑があります。
当たり前のことですが、「お金ちゃんと返してね」ということです。
根本的な解決になるのか、一時的な目くらましなのかは自分で判断する必要があります。
次回に続きます。